「Cカードを取ったきり、何年も潜ってない」 「取ったあと、数えるくらいしか行ってない」
そういう方から、予約のときに不安を伝えられることがよくあります。 たいていは「泳げるかどうか」「中性浮力なんて取れる気がしない」「耳抜き、できるかな」あたり。
ただ、実際につまずくのは、たいていそこじゃないんです。
つまずくのは、器材のセッティング
いちばん多いのがこれ。
中性浮力みたいなスキルは、正直まちまちです。初心者だから下手、というわけでもなくて、 潜ってきた本数とか、その人がもともと持っている感覚でぜんぜん違う。
残圧も、そこまで気にしなくていいと思います。 もちろん自分で見るものですよ。そこは自分の責任。 ただ、それを見ながら「じゃあこのコースで、このルートで、何分で戻ろう」と 組み立てていくのはインストラクターの仕事なので。 エアの減りが早いこと自体は、そんなに問題になりません。
で、セッティングだけが違うんです。 毎回、自分の手でやること。しかも、しばらく離れていると忘れる。 なんでここに絞って書きます。
「忘れました」と言っていい
これはお願いに近いです。
正直に聞いてください。なんとなくで進めないでください。
器材のセッティングは、間違っていると本当に危ないんです。命に関わります。
初心者やブランクのある方には、基本的に付きっきりで見ています。 そのうえで言うと、先に言ってもらったほうが教えやすい。
いちばん困るのは、黙って自己流でやられること。 聞かれて迷惑、ということはまずないです。
怖い気持ちは、弱点じゃない
もうひとつ言っておきたいことがあって。
初心者の方って、意外と一緒に潜りやすいんですよ。
怖いぶん、インストラクターにぴったりついてきてくれるので。 離れないというのは、水中ではかなりの強みです。
逆に困るのは、言ったことを聞いてもらえないとき。 不安なこと自体は、問題になりません。
予約のときに伝えること
ブランクの期間と、潜った本数。この2つは正直に。
期間が空いていることも、本数が少ないことも、恥ずかしいことじゃないので。
伝えてもらえると、こちら側でできることがあります。
- 水深の浅いポイントを選ぶ
- 1チームの人数を少なくする
「5年空いてます」「20本しか潜ってません」。 これだけで、当日の組み立てが変わります。
このサイトでは、公式サイトに ブランク歓迎の記載があるショップを 条件で絞り込めるようにしてあります。
リフレッシュコースは受けたほうがいい?
これはショップによります。必ず受けなきゃいけないものでもない。
目安を出すとすれば、こんな感じ。
| 目安 | |
|---|---|
| ブランク | 5年くらい空いていたら検討 |
| Cカードを取ったきり潜っていない/本数が本当に少ない | 2年くらいでも検討 |
人が少ない時期なら、まずはビーチでのんびり思い出しながら、という選択もできます。 リフレッシュコースという形にしなくても、実質的に同じことができたりする。
奄美でいえば、冬。 ダイバーが少なくて、しかも透明度が高い時期です。 人の少ない海で、浅いところからゆっくり戻していく。 久しぶりの1本目としては、けっこういい条件がそろっています。 (季節ごとの違いは奄美大島の12か月に書きました)
最後に
久しぶりに潜った方が、上がってきて言うことで多いのがこれ。
「思ったより潜れた」
やっぱり体が覚えてるみたいです。
心配しているところは、たいてい問題になりません。 セッティングだけ、正直に聞いてください。